ゲーテにおける6つの時期と代表作品

研究風に

ゲーテの人生は83年に及ぶ長いものでありました。そして、最期のときまで、創造の泉は枯れることがなかったといえます。以下、ゲーテの創造的な人生を、私なりに6つの時期に分けてみたいと思います。

青文字は2023年12月30日現在における未読作品

①形成期(0歳~22歳)

代表作品『いとしい方はむずがり屋』『同罪者』『ゼーゼンハイムの歌』『ドイツ建築について』『シェイクスピアの日に』

②青年期(22歳~30歳)

代表作品『ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』『クラヴィーゴ』『若きウェルテルの悩み』『ウルファウスト(初稿ファウスト)』『兄妹』

③転換期(30歳~40歳)

代表作品『エグモント』『タウリスのイフィゲーニエ』『トルクヴァート・タッソー』

④発展期(40歳~50歳)

代表作品『植物変態論』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』『ヘルマンとドロテーア』

⑤成熟期(50歳~70歳)

代表作品『ファウスト第一部』『親和力』『色彩論』『詩と真実』(第一部~第三部)『イタリア紀行』『西東詩集』

⑥老年期(70歳~83歳)

代表作品『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』『マリーエンバートの悲歌』『ゲーテとの対話』(*エッカーマン著)『ファウスト第二部』『詩と真実』(第四部)

自分の中では結構ゲーテの作品を読んだと思っていましたが、改めてこうして整理してみると、代表作品に限ってみても、まだ読んでいない作品が多くあることに気がつきます。

大枠の方針としましては、現在の自分と同じ年齢の頃にゲーテが書いた作品を中心に読んでいきたいと思います。

なぜなら、私にとって、ゲーテ研究はライフワークになると思いますので、そのような方針が合っていると考えるからです。

自分が30代のときはゲーテが30代の頃に書いた作品を、自分が60代のときはゲーテが60代頃に書いた作品を中心に読んでいきたいと思います。そこで、そのときの自分が素直に感じることを、何よりも大切にしたいと思います。

無論、私はプロの研究者ではありません。ですので、体系的にゲーテを研究していくことはできません。

結果として、まとまりのないブログになるかと思いますが、その点はご容赦ください。

結局のところ、私がゲーテを研究する目的は、ゲーテが好きだからに尽きます。

ドイツ語の学習も並行して頑張っていきます。

*参考文献

ゲーテ『若きウェルテルの悩み』、高橋義孝訳、東京:新潮社、1951年。

ゲーテ『ゲーテ全集 15 新装普及版』、小栗浩ほか編訳:東京:潮出版社、2003年。

学んだこと『ゲーテは生涯、創造することをやめない人間だった』

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